先日、非常に面白い取り組みをしている高校の説明会へ参加してきました。
その名も「N高等学校」。イニシャルトークではありませんよ笑


画像の説明


ご存知の方も多いと思いますが。
ドワンゴとKADOKAWAが昨年度立ち上げた、
ネットを使った教育を行う通信制の高校です。


N高校は様々な分野の第一人者から注目されており、
「新しい教育のカタチ」というものを、
実現していこうという姿勢が感じ取れる学校です。


人はどうしても自分が経験したことのないシステムや
他の人とは違う状態というのにあまり好感を抱きません。
なので、まだまだ保護者の方からの理解が得られなかったり、
なにかと課題はあるようですが、
でも一見の価値がある教育システムだなと思います。


ネットの高校といっても、
オンラインとオフラインをうまく使い分けており、
それぞれ良さを活かしながら
教育につなげている印象を受けました。


個人的にやってみたかったのがネット遠足。
ドラクエなどのゲームの世界にで集まって
みんなで冒険をしに行くのだそうです。
面白いですよね。




よくいわれることですが、
学校というのは
技能や知識を身につけるだけの場所ではありません。


小さな社会の中で他者と交わり
どのように自分を位置づけていくのか、
どう関わっていくのかという、
いわば社会での生き方を学んでいる部分もあるのではないかと思います。


いまは技術の進化が目まぐるしく、
はっきりいって知識や技能を効率的に身につけるだけなら、
学校でなくてもできてしまいます。


その意味で、
必要な知識・技能はITで効率良く学ぼうというスタイルは
これから先は増えてくるんじゃないかなと思います。


また同時にこういった教育スタイルが増えてくることで、
学校そのものの存在意義や
学校でしかできない学びというものを、
問い直すきっかけにもなるはずです。


さらには教育それ自体の意味というものも
改めて考え直すことになるでしょう。


どちらがいいとか悪いとかではなく、
少なくても未だに学校のほとんどは
旧態然とした教育スタイルから抜け出せていません。
システムもだいぶ形骸化してしまっているところが
多いように感じることもあります。


形だけの教育ではなく、本質的な教育とは何か?


教育の世界にこうした問いを投げかける存在として
N高校という場所がどう影響を与えて行くのか、
これから先の変化が気になるところです。